そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

看取り

特別養護老人ホーム ほとんど入れないのは本当か

そんなに安くはない?終の棲家 特別養護老人ホーム、という介護保険施設があります。 待機者が何百人ということが事実ある、超人気施設のくくりです。 老人保健施設とよく間違えられるのですが、 略称 特養は、基本入居したら終身で、 いまは看取りまで行っ…

いろんな記念日を作ろう 当たり前が当たり前でないこと

自分にとっての当たり前が当たり前でないこと ご逝去された方の、アルバムを見ていて、 私が普段していること、ができたことを 「記念日」 と、されていたことを知りました。 赤ちゃんの時は、 はじめて立った日 はじめて歩いた日 と、いろんな記念日があっ…

最期を過ごすのはどこか、と誰と過ごすのか、ということ

久々泣いてしまったこと 身近な人の悲報。 その写真。 コロナの中、なかなか会えずにいる。 その中で、毎日接する人は、医療職の人々。 自分自身も疲れていても、いつも笑顔で、 冗談を言う。 丁寧なお客様対応もいいけれど、 なあなあで話してくれる時の、…

一期一会 次会えるとは限らないことをなぜ覚えていられないのか

こんなに別れが日常的な仕事 ケアマネジャーが出会うのは、何か疾患があったり 障がいがあったりする方、当然です。 毎月、毎月、お話ししているうちに、 それが当たり前になって。 「また来月に」なんて会話を終わらせてしまう。 ただ、これだけケアマネの…

在宅から施設入所 ケアマネのなんとなくやり残した感

なんとなくある在宅で過ごし続ける支援が良い、ような雰囲気 在宅のケアマネで、経験が長くなればなるほど、 「在宅では過ごすことが難しくなってきた方をいかに支援して 在宅で継続して過ごせるように支援していくか」 に力を注ぐというか、 ケアマネを評価…

家で看取る 叔父はまた病院へ

救急で病院へ戻った叔父 叔父は、私が小さいころ、 忙しかった私の父の代わりに、 いろんなところへ連れて行ってくれた、やさしい叔父でした。 その叔父が、体調が悪くなって入院。 食事がとれなくなりました。 それは、母からのかなり時間がたってからの報…

がんと非がん という終末期の分け方

終末期、という期間 ターミナル、終末期、という言葉があります。 人生の終末期、として、病状が進み、もう死が間近になるとき のことを言っています。 同じ終末期、という言葉であっても、 今や末期がん と、がん以外の非がんの終末期とは、対応が分かれて…

末期がんにおける医療保険負担、訪問看護について

65歳以下での医療負担割合の高額なこと 介護保険は、末期がんと診断されれば40代、50代の方でも申請することができます。 その、末期がん、という名前のもと、申請を躊躇されることも多いです。 自分で認めたくない、家族も認めたくない、まだまだこれ…

医療処置、がん治療の必要な方の退院日 土日を外すこと

地域のかかりつけ医がいる安心 今は、かなりの治療が自宅でも行え、医療処置の必要な方でも、がん治療を行っている方でも、在宅で継続されることが非常に増えてきました。 そんな時は、大きい病院の主治医とともに、地域のかかりつけ医、訪問診療もしてもら…