そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

介護施設

本人の意向が大事というけれど 一言も話を聞かないままのケアプラン

コロナ感染収まっても面会謝絶は続く ずいぶんコロナ感染者数が減った、 と巷では言われていますが、 まだまだ病院や施設では、厳戒態勢が続いています。 新規で受け入れた方でも、 退院調整していく中でも 本人様と全く会えない、話もできない中で ケアプラ…

行き過ぎても疲れ、いかなさ過ぎても効果なし?通所サービス

デイサービスの利用回数どうやって決めるか? 通所サービスは、特に利用に上限があるわけではありません。 今まで、週7日、つまり毎日利用し続けた方もおられました。 介護保険の限度額を気にしなければ、 毎日利用することもできることはできます。 でも、…

年末年始の過ごし方 デイが休み、ヘルパーが休みの時を考える

今から年末年始のことの心配をする 先々のことを考える 年末年始は、 デイサービスや ヘルパーや ショートステイの送迎や かかりつけ医 がお休みになります。 長いところだと、 1週間以上の休みになることもあります。 その間を、 サービスの組み方、 曜日の…

在宅サービスのスタッフはなぜコロナワクチン接種優先でなかったのか

地域によって違うが在宅福祉はワクチン優先でなかった コロナワクチン接種が進んできたとのこと。 まだなかなか予約が取れないこともあるようですが、 在宅で福祉事業に従事している人、特に高齢者施設に併設でないところは、 地域でも優先接種の対象でない…

独居、日中独居の方がデイを休む時

たちまち困るお昼ご飯と服薬 よくある、一人暮らしの方、日中独居の方がデイを休む、となった時。 その時もケアプランに入れ込んでおかないと、 たちまち困ることが起きます。 まずは、食事。 普段はヘルパーや、配食サービスを使っていたとしても、 デイの…

老健 期間限定のはずなのにずっと入所されていることがある不思議の施設

ケアマネですら説明しづらい老健入所期間 老人保健施設。 どの町にも一つはあるのではないか、というくらい 浸透している施設ですが、 これがなかなか世間では理解が難しいようです。 デイケア(老健についているデイサービスはこう呼びます) に通っていた…

特別養護老人ホーム ほとんど入れないのは本当か

そんなに安くはない?終の棲家 特別養護老人ホーム、という介護保険施設があります。 待機者が何百人ということが事実ある、超人気施設のくくりです。 老人保健施設とよく間違えられるのですが、 略称 特養は、基本入居したら終身で、 いまは看取りまで行っ…

地域密着という在宅サービスのくくり ぱっと見ではわからない

デイサービスでも種類がある 地域密着とは 平成18年から、通所介護は通所介護 市町村関係なしに利用できる 地域密着型通所介護 その市町に住む人が利用できる という種類ができました。 通所介護は、市町村またいで利用できる、定員の多い通所です。 一方、…

介護できないための入院 レスパイト

家族の休息のための泊りの方法 介護が必要な方が、自宅外で泊まる方法は、幾通りかあります。 一番ポピュラーなのが、 特別養護老人ホームや、老人保健施設でのショートステイ。 数か月前から予約して、泊まるものですが、空きがあれば、 割とすぐに利用でき…

高齢になってからの新しい住処

いろんな選択肢がある高齢になってからの住処 いまや、ケアマネでさえ把握しきれないほどの 高齢者の住まいがあります。 サービス付き高齢者住宅、有料老人ホーム、 ケアハウス、特別養護老人ホーム・・・ どれがどんな特徴があるのか、もまたその中でも違い…

飲酒とたばこ 後期高齢で続けている人

やめられない習慣 飲酒と喫煙 担当している方に、飲酒やたばこの習慣があるかどうか、 以前にあったかどうか、は必ず確認する項目の一つです。 私個人の経験では、 男性であれば、たばこは 「以前は吸っていたが今はやめている」派が多数。 お酒も同じく。 …

老健入所の時の入所判定

申し込んだだけでは利用できない老健 特別養護老人ホームの短期入所は、 申し込んでケアマネがその方の情報を送って、 だいたい1泊2日からなどですが、 利用ができます。 ただ、老人保健施設では、申し込みをしてから 施設内で「入所判定会議」なるものが行…

コロナワクチン接種で面会の道が開ける?

入院・入所の面会謝絶はとてつもなく長く続いている 入院、入所施設は、昨年のコロナ感染が広まってから、 ほぼ面会は全くできない状況が続いています。 テレビ電話や、感染防御のシートの向こうで、など 各施設で工夫を凝らされていますが、 それでも一番の…

入所先で変わる入所中の受診

老健からは受診に出かけられない? 入所施設の違いは、利用されている方にはわかりにくいようです。 特養 特別養護老人ホームは、 いつものかかりつけ医に必要があれば 利用中でも受診することができます。 一方、老健 老人保健施設 は、特に内科的な受診は…

特養入所 どうぞと言われた時の心の整理方法

ほとんど宝くじのような特養入所 当たった時にどうするか 特別養護老人ホーム、という施設があります。 一般的に老人ホーム、というとこちらのイメージ。 入所したらずっと最後まで過ごせるところ。 なかなか空きが出なくて、入れないところ。 念のため、ま…

自宅介護でなくても いい関係を保っていくために

施設申し込みの相談を受ける 施設の申し込みの相談が今数件あります。 特別養護老人ホーム、と言われる 施設は、基本要介護3以上の方が申し込む権利がある(!) という感じなので、 最近介護が重くなった、 認定結果が要介護3以上になった、 という方には…

同性介助を望む 介護者の困惑 病院ならOK.在宅ではNG?

同性介助を本人、または介護者が望む場合の対応 介護職の方は圧倒的に女性が多いです。 でも、最近男性スタッフも増えてきています。 そんな中で、同性介助 (多く女性が女性の介助を望まれる) ことがあります。 まだまだ男性、女性、を意識される。 できる…

特養を申し込んでおく 落ち着いているときに見学を

要介護3の認定が降りたらば 現在では、要介護認定で 要介護3以上の認定が降りられた方が、 特養の申し込みができる、ということがあります。 そのために、区分変更という、介護度を変えてもらう申請をされる方もあります。 地域によっては、入りやすくなった…

介護人材の不足の深刻化

人材不足で利用制限⁈ 特別養護老人ホームで、人材不足と答えたところでは、1割が利用制限を行なっている、という実態が出されました。 開所して間がないところなど、 人材が揃うまで満床にせず、あえて空きとするところもありました。 建物はある、利用者様…

暴力行為がある時 認知症で?

自傷他害という言葉 認知症対応型のサービスの契約者では、 自傷他害 という言葉が出てくることがあります。 その言葉通り、自分を傷つけたり、 人を傷つけてしまう、ということです。 認知症の症状の中でも、いろんな症状があります。 中核症状の、 忘れて…

受動喫煙対策法 罰金もあり⁉︎

国会で受動喫煙対策法が可決 タバコを吸われる方は、とても昔に比べて少なくなったように思います。 が、やはりまだまだ嗜まれる方は多く、その方自身だけでなく、他の方の受動喫煙の問題も、根強く残っています。 今回可決された受動喫煙対策法で、それが減…

健康診断書の有効期間 

サービス利用時にほぼ必須の書類たち 健康診断書、診療情報提供書、というものがあります。その名の通り、その時の健康状態を、主治医に検査してもらい、記入してもらうものです。 介護保険サービスの、 通所介護 特に入浴ありの方 通所リハビリ ほぼ必ず 短…