そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

末期がんにおける医療保険負担、訪問看護について

65歳以下での医療負担割合の高額なこと

介護保険は、末期がんと診断されれば
40代、50代の方でも申請することができます。

その、末期がん、という名前のもと、
申請を躊躇されることも多いです。

自分で認めたくない、家族も認めたくない、
まだまだこれから、と思っている方に、
主治医たちから勧められても、なかなか心理的
受け入れられないお気持ちは、想像に難くありません。

そんな中でも、介護保険を申請されても
訪問看護は、末期がんと病名が付けば、
医療保険での訪問となります。

その場合、高齢の方は1割ですが、
お若い方は3割と、負担が非常に高額になります。

仕事もやめ、年金もさほどなく、となると、
その導入には大変な困難さがあります。

進行していない段階ではサービスも希望されないが

がん治療中であっても、まだ痛みがなく、ある程度
自宅でも動けている場合は、
介護保険サービスの希望もされません。

自宅で、家族で見れますと言われます。

ケアマネジャーにも、あまりこれをしほしい、と言われることもなく、
なかなかつらい状況です。

ガン末期では、本当に驚くほど突然に急変されてしまうことも多く、

あっという間に悪化され、入院され、ということもあります。

でも、皆さん予期せずになられた状況の中で、
そんな受け入れがすぐにできないこともよくわかります。

せめて、訪問看護、1回でも訪問してもらい、
何かの時には相談してもいい、という状況だけでも
作ってもらえれば、と思います。

食事に配慮し、意欲のわく、自分のしたいことを実現していくためにも、
ぜひ利用していただきたいと思います。