そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

最期を過ごすのはどこか、と誰と過ごすのか、ということ

久々泣いてしまったこと

 

身近な人の悲報。

その写真。

 

コロナの中、なかなか会えずにいる。

その中で、毎日接する人は、医療職の人々。

 

自分自身も疲れていても、いつも笑顔で、

冗談を言う。

 

丁寧なお客様対応もいいけれど、

なあなあで話してくれる時の、距離の近さ。

 

話すだけでなぜかわからないけれど、安心させられる力。

病状が進んでも、あきらめず、リハビリを続け、

目標を与え続けてくれる存在。

 

もしかしたら、人生の中での時間は、非常に短いかもしれないけれど、

密度は非常に濃くなる。

 

その人を知るために、昔からの出来事を聞いて、それに沿おうとするし、

また、亡くなられた後も、デスカンファレンスで、各職種で

振り返りを行う。

 

働いて人生真っ盛り、のときには会えなかったけれど、

その時のその人を想像しながら、接していく。

 

医療職に囲まれて移るその写真は、いつも笑顔で。

その人たちがいなければ、あらわされない笑顔。

 

介護が必要になってからしか会えない、

認知症が進んでからしか会えない私も、

その人の今までを、想像しながら出会う。

 

最期を、どこで、だれとどのように過ごすのか。

コロナの中で、それがかなわないこと。

 

そこに行くまでの、長いのか、短いのかはわからないけれど、

介護が必要になっても、かわらず楽しいことはあるし、

明日を期待しながら過ごせる、

きれいごとかもしれないが、単純にそのために

頑張ろう、と思う。