そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

家で看取る 叔父はまた病院へ

救急で病院へ戻った叔父

 

叔父は、私が小さいころ

忙しかった私の父の代わりに、

いろんなところへ連れて行ってくれた、やさしい叔父でした。

 

その叔父が、体調が悪くなって入院。

 

食事がとれなくなりました。

 

それは、母からのかなり時間がたってからの報告で、

 

高齢の叔母が病院から聞き、

またそれを高齢の母が

慣れないlineで送ってくれるので、

事実はかなり歪んで届いているようなのですが、

 

食事はなかなか取れず、

でも自宅に帰っていたとのことでした、

 

訪問診療の先生が来られ、

訪問看護師さんが来られ、

ST(言語聴覚士)と思しき(ご飯を食べさせてくれるひと)が来られ、

ケアマネさんも来られているとのことでした。

 

けれども、ある朝、体調の変化に気づいた叔母は、

救急車をよび、また病院に入院することになり、

もう家には帰れない、

と言われたとのこと。

 

優しかった叔父のことを、

おばは「したいようにさせてあげたい」

と言っていたそう。

 

家に帰る、ということがどういう意味を持つのか、

周囲は本当にわかっていたのかな。

 

事情を知らないものが途中から入るのはとても混乱すると

経験上それはよくあるので、lineをみつつ、

 

事後報告のこのことを、

いろんな思いできいています。

 

コロナでなければ、

あの優しかった叔父に、

面会に行けるのに。

 

戦争で亡くなった祖父の代わりに、

父親代わりで頑張ってきた叔父。

 

最期に、おばがせめて

そばにいることができますように。