そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

暑さ寒さを言ってほしい、という願い

暑さ寒さが変わるこの頃の介護されている方の悩み

 

夏!とか、冬!

と、気温がある程度定まっているときはまだよいのですが、

秋や春、気温の変化が日によってまちまちだと、

例えばもうご自分からは

暑い、とか

寒い、とか言えないようになられると、

布団の厚さをとっても、

これだと寒いのかな?暑いのかな?

と、想像しながら体温調整されなければなりません。

 

汗かかれたら暑かった!と思うし、

皮膚がひんやりしていたら寒かったのか、と思うし、

気配りしていてもこちらの体感と違うだろうし、

と悩まれる方は多いです。

 

病状によっても、体温調整自体が難しい方もおられますので、

一概には言えませんが、

そのような時に言われることの一つが、

「暑いとか、寒いとかだけでも言ってもらえたらいいんだけど」

という言葉。

 

そしたらそれに合わせてあげられるのに、という願い。

 

風邪をひいてはいけない、

体調崩してはいけない、という思いが、そう悩ませるのですね。

 

また、気温の変化が激しい季節となりましたが、

介護されている方の感覚って、なぜかあっているなあ、と思っています。

 

 

久々に献血 意外と混んでいる、いつも

イメージと違う献血 とてもスムーズでおしゃれな空間へ

 

久々に献血に行きました。

 

いつもながらその誘導のスムーズさにほれぼれ。

ついた瞬間からスタッフからのあいさつに始まり、

込み具合、帰り時間の確認、本人確認。

 

慣れた人はついてすぐに好きなドリンクを選んでいただく。

おやつもあり。今日行ったところは置いてあって、自由にとって食べるスタイル。

 

私の大好きなせんべいがあり、少しうれしかったです。

 

献血の前の、これが一番ドキドキするかもしれない、

今日献血できるかどうかの問診、検査の数々。

今まで献血できなかったことはないのだけれども、

今日は何か引っかかってできないかもしれない、といつも思う。

 

それを乗り越えての、献血

私は血管細いらしい。採血管通すと血管がつぶれるのだと。

そんな事初めて聞いた。

まあしかしゆったり座って、テレビを見ている間に終了。

 

いつもながら立ち眩みも貧血症状もなく

少しゆっくりまた飲み物いただいて帰りました。

 

また血液検査結果がメールであっという間につくのでしょう。

血管が健康かどうかはとても重要ですので、

またその結果見ていきたいと思います。

 

雑誌や漫画もたくさん置いてあり、広々。

 

しばらくはいけませんが、また行こうと思います。

 

いける環境の方は、一度行ってみられてはどうでしょうか。

以前のイメージと大きく違って、とてもしゃれたところが多いようです。

 

帰りは飲み物いただきすぎて、おなかがいっぱいになりました。

(係の人が飲んでください、飲んでくださいと言われるので)

 

採血時よりも、帰ってからのテープ外す方が痛かったです(´;ω;`)

現代の紙おむつの吸収量が半端ないこと

紙おむつの進化はとんでもない どこまで吸うのか

 

昔は紙おむつ、と言えば

蒸れるし、漏れるし、そんなにたくさん吸わないし、

というイメージがありました。

 

が、今や、どこまで吸えるのか、というほどの吸水量に、

吸ったすぐ後でもさらっとした感触。

 

感触が良すぎて、尿が漏れたと気づかないので却って

使っている本人が濡れているとわからなくて交換しにくくなる、と言われるほど。

 

また、ずっと起こり続ける

紙おむつを水洗トイレに流してしまう問題。

 

吸水量がすごいので、際限なく水分を吸いこんで、

水洗トイレのつまりをとんでもなく難しいものにしてしまいます。

 

パットだけを流される場合は、もうパットの使用はあきらめて、

高くついてもリハビリパンツだけにすることで対応したり、

もし使われそうであればポータブルトイレを置いて、

いつものトイレにはいかれないように工夫したり

ということをすることもあります。

 

ものすごく重くなったおむつが家の隅に

ポン、と置いてあってそれを集めなければいけない、

ということもよく言われます。

 

昔のトイレなら、つまらなかったんですけども、そう戻れはしないですね。

 

 

新規相談がくるのはどこからか どこにするか迷っての電話

ケアマネからすれば毎月毎月ある新規相談だけれど

 

今日も新規依頼のご相談受けました。

 

毎月何件かはかかってくるご相談の電話。

電話の初めで、すぐに新規依頼の方はわかります。

はじめどのように言ったらいいのか?

という戸惑い、皆様ありつつ話されているのがよくわかるからです。

 

病院や包括からの場合は、もうそのも程乗り越えて

職員から連絡があるのでそのようなことはありませんが、

保険者から「はい、このリストの中から選んでください、

どこがいいとかはこちらからいえないので」

などどいわれて、途方に暮れつつ電話してくださるのかもしれない。

 

どんな人に当たるんだろうか、と内心ドキドキしながら

電話されているのだと思います。

 

なので、電話をいただいたときには、

本当に電話かけてきてくださってありがとうございます、

これからよろしくお願いします、

という気持ちになります。

 

介護保険の窓口で申請されている方を見ると、

どこに頼まれるのかな、ときになったりもします。

 

ご家族からかかってくることがやはり多いですが、

どこにするか、本当に迷われることと思います。

 

いつでも替えられる、と言いながらも

なかなかそれも難しい現実があるので・・・

数十年使い続けるからだ 大事に使うという視点

大事に使っていくということ じぶんのからだ

 

肺疾患がある方の肺、

また膝関節などなど、についても

あまり負担がかかると

年齢を重ねていくと不調が出てくることがあります。

 

高齢になって

筋力低下もある年代となると

頑張って歩いて筋力低下予防しよう、

とか思い立っても、

肺が弱くてなかなか歩けない

膝が痛くて歩けない、

など、

無理はなかなかできないことも多くなります。

 

若年から頑張って歩きすぎて、

機能が落ちてしまうこともあり、

適切な運動量、負荷で行うことも必要な時も。

 

弱っている部分と穏やかに付き合って、健康を緩やかに

保てること、それもまたなかなか難しいことではあります。

 

肺機能は、特に切除されたりされているならば、

おうちでしんどくならない程度の動きを続けていく、

無理して鍛えなくてもその方が良いこともある、

訪問看護の方が言われていました。

 

今はコロナで自然とそのようになっているところがあるのかもしれませんが。

畑や何か 毎日少しずつできることがある大事

ずっと元気でいる方の共通点

 

以前は、ずっと畑をしている、と毎日毎朝

近所の人とをしながら畑仕事をする方がおられ

ました。

 

体を動かし、

人と交流をして、

収穫の喜びがある

これは大変な認知機能低下予防。

 

農地が町の近くまで来ていて、

自分の農地が道になり、アパートになり。

 

そのたびごとに、その農地の持ち主の方は

元気がなくなっていかれるのが分かりました。

 

それまで毎日働いていたこと。

それは収入よりも大きな大事となっていたようです。

 

毎日何かできること、ずっと自分のペースでできること。

今から何個でも、見つけておこうと思います。

 

認知症は突然なるわけでないこともある 一日の中でも変化する

認知症とは状態であるからこそ

 

認知症、と診断を受けた日から、

急にあなたは認知症である、

何もできない、と決められることが多いように思いますが、

長谷川信夫先生がおっしゃっているように

一日の中でも朝方は体力が充実していて

以前と変わらない判断ができるのに

夕方になって疲れがたまってくると認知機能が急に

落ち込んだりする、ということがあります。

 

今日久々に会った高齢の方は、

まさにそのようでした。

 

朝は依然と変わりなく話をし、時事のことも

的確に話されていたのですが、

外出し、夕方になると、

明日の予定がなかなか把握できない。

 

そのような、疲れがいかに認知機能に影響するか、を

改めて考えさせられました。

 

適度の休息をとること、

適切なときに適切なかかわりを持つこと、

その方の心身、精神状態を把握すること。

 

それが改めて大切だと感じました。

その方の本来の力が発揮されますように。