認知症は突然なるわけでないこともある 一日の中でも変化する
認知症とは状態であるからこそ
認知症、と診断を受けた日から、
急にあなたは認知症である、
何もできない、と決められることが多いように思いますが、
長谷川信夫先生がおっしゃっているように
一日の中でも朝方は体力が充実していて
以前と変わらない判断ができるのに
夕方になって疲れがたまってくると認知機能が急に
落ち込んだりする、ということがあります。
今日久々に会った高齢の方は、
まさにそのようでした。
朝は依然と変わりなく話をし、時事のことも
的確に話されていたのですが、
外出し、夕方になると、
明日の予定がなかなか把握できない。
そのような、疲れがいかに認知機能に影響するか、を
改めて考えさせられました。
適度の休息をとること、
適切なときに適切なかかわりを持つこと、
その方の心身、精神状態を把握すること。
それが改めて大切だと感じました。
その方の本来の力が発揮されますように。