そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

災害対策 地震、水害、コロナと合わせての対策

いつ起きても不思議でない災害への対応

 

コロナ感染が広まっている間の緊急時対応は、

コロナが発生した時のものが中心でした。

 

それまで、コロナなどの感染対策は、インフルエンザや

ノロウイルスなどのものがあり、

施設が閉鎖されたり

家族が感染したから本人も休み、というようなことは想定していなかったため

それも当然でありました。

 

その中でもコロナ感染対策を

ほかの地震、水害時の対策にも応用できないか、と考えて

サービスが閉鎖されても家族で対応できるのか、

本人だけで対応できるのか、

本人、家族だけだは生活できず

訪問系サービスが必要なのか、

またそのような事態でも通所サービスが必要なのか、

といろんな側面から本人様の緊急事態を想定する必要がありました。

 

本人、家族だけでは対応できないから介護保険制度を使われているわけですが

緊急時は、それがなくても2週間しのげるのか、

訪問系サービスも訪問する人を最低限に控えたり

掃除や洗濯など、なくても生死にかかわらないサービスは

いったんなしにする、など

強い対策が言われてきました。

 

水害や地震に関して、そこまでの対応はないかもしれませんが、

今年の水害、台風被害に対しては、

非難はするけれどもエアマットの設置はできなかったり

緊急時下では普段気を付けている対応が継続困難であることも

わかりました。

 

自宅であっても、避難場所でも、

いつでも身の安全が守れるように、普段から話をしていくことがをしていくことをしないといけません

なぜ週末の押し迫った時間に新規依頼や相談が舞い込むのか

週の半ば、金曜日の半ばであれば当日できたであろうこと

 

なぜか、週末の夕方

新規依頼の相談や

事業所からの先日来の報告が舞い込むことが多いです。

 

それは、めったにとらない連休前に

急に緊急事態が数件起こったりしてしまう

それにも似ています。

 

平日であれば

すぐに対応できるからそうは思わないのか、

やり切れないまま来週に持ち込むことが

耐えられないのかは定かではありませんが、

その傾向が多いように思います。

 

なので、その時期、時間にはなるべく用事を入れないで、

すぐに対応できるようにしているつもりですが

なかなかしきれないこともあります。

 

なぜ遅くの報告になるのか、

デイサービスやショートステイは午前中いっぱいは

入浴やバイタル測定で忙しいこともあるでしょう。

 

依頼してくださる方も、仕事を切り上げて連絡してくださる方もあるでしょう。

 

ですが、やはり就業間際の相談はなかなか込み合うと

対応できなくなるのも事実。

 

24時間連絡可能体制はとっていても、

24時間いつでも対応して訪問する、ということをしてしまうと

ケアマネも人間ですので、40人様担当の中では体がもたない。

 

今日は、そんなことを思い出す日でした。

書類削減が言われるけれど紙書類があふれていく

モニタリング、アセスメント、たまっていく紙ベース書類

 

普段のケアマネ業務はパソコンでしていますが

計画書、利用票などはすべて印刷してお届けしています。

 

デイサービスや訪問系サービスからいただく書類も

ほぼすべてが紙ベースでいただくことに。

 

いただいてすぐにファイリングするのが理想ですが、

一回一回パンチ穴開け、ファイルを出し、該当ページを開き、

ファイルする、それがなかなかできず、

ついついため込んでしまうのです。

 

ため始めるとあっという間。

どんどんファイルする紙がたまっていきます。

 

モニタリングなど毎月毎月きちんと送られてくるのはいいのですが、

人数×事業所分が毎月毎月送られてくるので、

ファイリングがとても大変。

 

読み込むのはその都度しているのですが、

ため込むとファイリングだけでもちろん数時間はあっという間。

 

何とか簡単にファイリングする方法、ないでしょうか。

 

 

 

毎日の些細なことが些細でなくなる 爪切りもなかなか大変

自分や家族がすればOKで介護でしてはいけないことがある

 

介護保険制度が浸透してきて、

本人が身の回りのことをすることが難しくなったり、

家族だけでは介護が難しくなったりすると、

いろんなサービスを利用されることも一般的となってきました。

 

そんな中でも、

やはり「なぜ?」と思われることが、

家族ならできるけれど、ヘルパーさんではできないことの多いこと。

 

昔は、血圧測定や爪切りもできない、と

言われることがあったのですが、

今は特に専門的な対応が必要でなければ

されています。

 

ただ、爪が白癬などで肥厚していて、ヘルパーでは

対応できない、家族も切れない、となった時に

なかなか爪切りもきちんと定期的に切っていただくことが難しいことがあります。

 

訪問看護が定期的に来てもらえていれば対応してもらえるのですが、

皆さんに来てもらっているわけでなく、

かかりつけ医で切ってもらえることもあれば、そうでないこともあり、

一律には言えないことがあります。

 

日常のことでもこのような線引きがあり、

このことは支援でも配慮していくところです。

 

 

 

 

コロナ感染の予防でサービス利用を手控えた方

ワクチン接種もすみ、だんだん利用控えもなくなってきた

 

昨年は、本当にコロナ感染の恐れもあり、

デイサービスや訪問の利用を控える方がおられました。

 

今年も、ワクチン接種がすむまでは、と

利用を控える方もおられました。

 

在宅で、なかなかワクチン接種がすすまない方もおられ、

自宅からほとんど出られず、の方もおられました。

 

ワクチン接種が本人様はすみ、ご家族様も2回接種が

すすんできたところで、やっとサービス利用を再開、という方もおられます。

 

少なくなってきたとはいえ、

コロナ感染があれば、どのような体調になるかわからず

利用をためらう方も当然おられました。

だんだん、それがなくなってきたかな、とは思うのですが。

 

コロナで自宅で過ごしている間にADLがドン、と落ちてしまった

方もおられるようです。

 

心配されていた、外出控えによるADL低下、は

注意しておかなければいけなかったことではありますが、

環境がそのようになっている以上、予防したりすることは難しかったと思います。

 

自粛していて、ADLが落ちてしまった、と言われる方、いまからでも、

少し運動、少し外出、とできれば。

 

介護給付費10兆円、のニュース

普及した介護保険制度 2020年度の給付費は10兆円越え

 

厚生労働省発表の介護保険給付費は自己負担を除いて

10兆2260億円になるとのこと。

 

・・・毎日かかわっていても、実感がわきません。

 

ただ、ケアマネ一人で管理している給付費でさえ、

1割負担の方が多いので一人数千円から数万円、

のイメージですが、

実際はその10倍、なんですよね。

 

限度額が要介護1の方なら167,650

要介護5の方なら 362,170

そしてケアマネ一人で35件から40件担当とすると、

1か月で数百万円の費用が算定されていることになります。

 

皆さんが限度額いっぱい使われるわけではないですが。

 

コロナで利用控えや受診控えがあったことはありますが、

それでもどんどん膨らむ介護給付費。

 

高齢化社会はこれからも続き、

費用負担も負担割合から

施設の実費負担から、

様々な形で重くなってきています。

 

持続可能な制度、であるためには、

これからどのようにしていけばよいのか。

 

2025年にはさらに15兆円になる見通しと。

 

もうすぐそこです。

 

 

 

年末年始の過ごし方 デイが休み、ヘルパーが休みの時を考える

今から年末年始のことの心配をする 先々のことを考える

 

年末年始は、

デイサービスや

ヘルパーや

ショートステイの送迎や

かかりつけ医

がお休みになります。

 

長いところだと、

1週間以上の休みになることもあります。

 

その間を、

サービスの組み方、

曜日の並びによっては、

入浴なしで

家族だけで

介護していくことになることがあります。

 

毎年、今年の年末年始の曜日の並びはどうなのか、

デイサービスが休みで、入浴がなしのことが長く続かないか、

シミュレーションしてみています。

 

それでも、やはり毎年、

家族だけで対応して大変だった!

という声を聴くこともあり、

なかなかその間ショートステイを使うのか、

はたまた老健の入所をしてしまうのか、

事業所で休みなしのところを普段からお願いしておくのか、

いろんな案を提示しては決めていくことになります。

 

ゴールデンウィーク

お盆は最近は休みなし、

祝日もしているところは増えてきましたが、

年末年始だけは、

休みを取られるところがほとんどです。

 

元旦営業されているところはほんとにない。

 

介護に休みはないのでが本当ですが、

こればかりはスタッフの方の雇用もあり、

難しいところかと思います。

 

そろそろ年末年始の営業日をお知らせしてくださるころです、

ショートステイの予約はもう始まっているかもしれません、

シミュレーションきちんとしないと、です。