そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

限度額越えの方の超かんたん費用が安くなる方法

限度額を超えたら必ず行う割り振り どこに振られていますか?

今日は、限度額越えされている方が一気にもしかしたら何千円、

何百円はお得になる方法。

もしされていなければ、

ケアマネがパソコン数分ほどクリックすれば安くなります。

 

介護度によって、利用できるサービス量が決まることは、

皆様ご存じかと思います。

 

むかーしは、そのサービスや地域によらず、

単価×10=利用料金

でした。

 

今は、もっと複雑化しており、

 

利用しているサービス 訪問看護やデイサービスや福祉用具貸与

または、

その利用している事業所のある地域

 

によって、

単価×10

単価×α ・・・

と、種類が多くあります。

 

また、利用しているサービスによって、

限度額内で加算されるもの ほぼすべて 入浴加算、送迎加算など

限度額外で加算されるもの 例;訪問看護の緊急時加算、特別管理加算

があります。

 

もし、いまお手元に 利用票、利用票別表  という毎月ケアマネから渡される

カレンダーお持ちの方は、

 

数字や漢字がいっぱい並んでる!

何のことやらわからないから、ケアマネに任せてる!

 

でなく、一度じっくりご覧ください。

で、利用票でなく、利用票別表

をご覧ください。

 

 

 

毎月、限度額超えされている方は、前月に渡される利用票別表に、

限度額超えた分が、

区分支給限度基準を超える単位数

に割り振られていることかと思います。

 

それが、どの事業所に割り振られているかで、

料金が数百円は当たり前、ものによっては

千円単位で変わってきます。

 

これは、上記の単純に

掛け算の数字が大きい

単価にかける加算が多い

ことが理由です。

 

介護ソフトがないとなかなか詳細には計算は難しいので、

まずは福祉用具を借りている方は

 

福祉用具に全振り 

どこでも掛け算が10だから 地域も関係ない 加算もない

残った分を

 

掛け算単価が安いサービス

限度額内の加算が少ないサービス

事業所が安い地域 地域区分 自分の地域がどの区分か確認

 

に割り振ります。

 

ケアマネさんによっては、

面倒(-_-;)とか、何か所かに割り振るよりも、

 

※たくさん使っている事業所に一発で割り振った方が簡単

(実績確定して限度額超え費用を事業所に依頼しないといけない)

※事業所さんが請求間違いをしたら面倒なので

 自分の事業所のデイなどで請求してしまう

 

ということがあります。

一度、利用票別表見ていただいて、どこに割り振られているか、

確認してみてください。

(限度額超えていない方は影響ありません)

 

数百円でも、何か月、何年も続くと、

大きな差になります。

 

これで、事業所さんが損をすることはあんまりないです。

 (急に福祉用具請求が数万円になってビックリされる方がありますが)

 

確実なのは、限度額超えた月の過去の利用票別表をケアマネさんに

もらうこと。

くださーい、っていえばすぐにプリントアウトできますし、大丈夫。

 

(なぜ今頃?とは聞かれるかと思いますが、

次の訪問の時に持ってきてください、っていえば全然手間ではありません。)

 

実際、いくらをどこに割り振ったかが明確です。

 

請求書でもわかるかもですが。

 

後からやり直すことはちょっと難しいかもですが、

今後、今月は超えそう!というときは、

ケアマネさんがどこに振っているか、

注意してみてください。

 

・・・安いところに振っていないからと言って、

これでケアマネさんの良しあしがあるわけではないので、

ご理解くださいませ。

あくまで、介護費用ハック、ということで。