そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

福祉用具を介護保険でレンタルする 安さの違いはあるのか?

福祉用具 の貸与金額 あまりに高い金額は今はない

 

 

福祉用具の全国平均貸与価格及び貸与価格の上限の公表、というものがあります。

厚生労働省が、新製品については、全国平均貸与価格の公表や上限価格を設け、

3か月に一回公表していて、その上限を超える金額は設定できなくなっています。

 

以前は、例えば離島であるとかは設置が大変なので高かったりとか、

事業所によってここはベッドが安いけれど車いすが高いとか、

実費レンタルを安くしているけれど介護保険レンタルは高めとか、

様々な価格帯の事業所がありました。

 

今は、同じ品目で価格があまりに違うことはおかしい、ということで、

それぞれの上限などが公表され、

レンタル事業所はそれに沿って金額設定をしています。

 

多少は変わるけれども、大まかにはそんなに変わらない、ということ

になっています。

 

まあこの制度になってから、とっても単価が細かくなって、

半月請求で割り切れない!とか、いろいろあります。

足し算も難しく。

 

こういう時、介護保険ではケアプランをあまり介護保険をたくさん使わないように

「適正化」という言葉でチエックが行われます。

 

福祉用具貸与価格適正化推進事業

というものがありますので。

 

福祉用具事業所も増えてきて、いろんな対応で差別化を図ろうとはされていますが、

介護保険では1割から3割の負担しか本人負担はないので

少し高くても、あまり苦情にはなりにくく、値段は上げやすい事情があるのかもしれません。

 

しかしながら、やはり状態に合わせてその時にあったものが借りられて、

いつでも交換してもらえ、点検もしてもらえるこの制度は

ありがたいものです。

 

でも、借りている品目でやはり金額の違いはあり、

またお試しできる日数も違ったりするので、

特に限度額超えていたりされる方は調べてみてもよいかもしれません。