そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

お祭りも中止されるこの夏

コロナ感染のため中止される祭りたち

 

毎年の夏の祭りを楽しみにしている方は多いでしょう。

コロナ感染予防のためにそれも中止になっているところは多い。

 

オリンピックは開催されるけれど、

ずっとされてきたお祭りはない。

 

それを楽しみにされている方にとっては、とても残念なこと。

 

鉾巡行がなくなったり、やはりそれがあっての季節感、

がなくなった。

毎年の夏に行っていた友人との行事なんかも

なかなか行えなくて、

また今年も帰省、里帰りもなかなかできないことは続くのでしょうか。

 

一年の様々な行事が行えないと、

なんとなく何か忘れ物をしてきているような、

やり残したことがあるような気がしてきます。

 

今年我慢して、来年こそは、がなかなかかなわないこの頃。

 

気兼ねなく、お祭りを楽しみ、

花火をみて、里帰りができる、そんな夏になればと思います。

歯科受診を続ける 大事にされる口腔ケア

定期的な口腔ケア 歯科の訪問診療の利用

 

昔は、口から食べられなくなったら口腔ケアは

しない、みたいなこともありましたが、

今は、以前よりは口腔ケアが大事にされています。

 

今回の介護保険の改正でも

加算で口腔ケアが定期的にモニタリングされる、というものも新設

されました。

 

食欲があって、

自分の歯があり口から食べられる、というのは、

普段は気づかないけれど

なかなか継続が難しいものだと思っています。

 

歯科の先生の訪問診療も増えてきて、

以前の主治医でなくても、システムとして

希望すれば訪問診療して下さっるようになりました。

 

自宅であっても、検査や入れ歯を作ることもできるようになってきて、

歯科に行ってあの高い椅子に座らなくても

治療が受けられ、また機器はとても進化しています。

 

歯が高齢になっても健康であるように、

今から、定期的な検診、欠かさないようにしてください。

 

 

 

 

 

 

縁食というもの 孤食ではなく

誰かと食事を緩やかに共にする

 

縁食、という言葉が載っている本を、書店で見つけました。

孤食、共食の間、緩やかに誰かと食事をともにする。

 

そこには、飢餓、貧困、災害時など、いろんな要素が入っており

子ども食堂や、炊き出しなど、いきたいときに訪れて、

ほかの人と食事をともにするというもの。

 

人と食べる、ということでは、

認知症があられて、自宅では食事が進まない方も、

デイサービスに行くと、みんなが食べているのにつられて

全量食べられる、というのはよくあります。

 

一人で家で食べるときにも、鏡を前においてたべると

おいしく感じる、という研究結果があったけれど。

 

人は一人ではなく、だれかと食べることが良いことだと、

プログラミングされているのでしょうか。

 

また、食事に困る人がいる一方で、大量の廃棄食品が出る矛盾。

 

コロナでそれを防ぎ、必要であれば、食事が届くようなシステムが

もっとできれば。

 

なにかいつもこういう不安が離れないこの今です。

 

 

 

 

 

 

お琴にお茶、洋裁に着物の着付け、いろんな先生にあってきたこと

ケアマネとしての間に出会ったいろんな先生たち

 

長くケアマネをしていると、本当にいろんな方にお出会いします。

世の中のあらゆる、習い事の先生にもお出会いしてきたと思います。

もちろん学校の先生、校長先生、医師先生、などなど。

 

現役の時はなかなか近づきがたかったかもしれない先生がたに、

いろんなそのお話をお聞きすることができたのは、とても楽しい時間でした。

 

お茶の先生のおうちにお伺いした時には、(そのころはまだ接待に緩かった)

毎回どうやって入れたらこんなにおいしくなるんだろう、

と思うお茶を入れてくださったし、

洋裁の先生をされていた方は、いつも自分のサイズにピッタリあった

ワンピースやツーピースをお召しになられていて、

「服ってほんとにサイズ感、仕立てが大事なんだなあ」

と思いましたし、

着物の着付けの先生には、

「毎日、寝間着でもいいから着ると着物がなじむようになるわよ」

と教えてくださいました。

 

今高齢の方は、本当に副業とかではなくて、生活を支えるために

生徒さんを教えてきたような方たちでしたので、

それは背筋がピンと伸びた、素晴らしい方たちでした。

 

もちろん、先生でなくても、自宅に細やかな手作りの手毬があったり、

畑をていねいにされていておいしい野菜を作られていたり、

生活の隅々が丁寧だと感心したものでした。

 

だんだん認知症が進んで来られても、その所作や、

おかれている品々から、その方がどんなに丁寧に暮らしてこられたか、

が垣間見えるときがあります。

 

私たち世代は、ゆっくりそのような時間を持つことが少なく、

テレビや、スマホに時間を多く使っています。

 

それが余計に毎日を忙しくさせている気も。

 

7月になり、浴衣を着てでかける場も今はなかなかない中、

着物の先生の言われていたことを思い出しました。

 

ちょっと浴衣でも押し入れから引っ張り出してみましょうか。

訪問介護の夜間加算 18時からと17時50分始まりでは違う

訪問介護訪問看護の時間別の料金

 

通所介護は利用時間で料金が決まりますが、

訪問系は訪問時間で料金が変わります。

 

限度額内ならあまり関係ないのですが、

限度額を超えるときは割と大きな差になります。

 

夜の訪問をお願いしたいときは、

18時からが近い時は、17時50分始まりにすると、

お安くなります。

 

18時からで利用されている方は、へるぱーさん少し早く来られたら

料金が変わっているかと思います。

 

訪問看護も訪問時間で料金が変わります。

夜、早朝に加算料金があるのは、どこも同じでしょうか。

 

夜も働く訪問の方々に、心よりお礼申し上げます。

 

 

熟睡が難しい じっくり寝る体力

熟睡できない夏が始まる

 

熟睡して起きた朝は、すっきり!

のはずですが、

 

暑い

窓を開けたら物音

寝付いてもすぐ起きる

 

などなど、寝付いて朝までぐっすり、

という方は少ないのかもしれません。

 

熟睡するにも、体力が必要、と聞いたことがあります。

若い方は、何もしなくてもすぐ眠れる、

高齢の方は、なかなか寝付けず、寝付いてもすぐに起きてしまう。

 

そんなだから、夜は長く、また昼も何となく眠い。

 

介護をしていると、トイレに頻繁に立たれたり、

また医療処置が夜中に必要になったりと、

なかなか夜を通して眠ること自体が無理な時もあります。

 

その疲れはだんだんたまってくる。

ショートステイなどお勧めすることもありますが、

頑張られる方もある。

 

私も、窓を開けて寝ていると、最近は雨音や風の音が

にぎやかで、起きてしまうともう寝れず。

 

私も朝までぐっすり、するには年齢が増したのでしょうか?

高齢でのリハビリ ゴールは人それぞれ

90歳超えてもリハビリ

 

100歳時代

高齢になっても、リハビリをずっと頑張る、という人もおられます。

 

リハビリは、今ゴールを決め、ゴールに到達したら終了

ということになっており、

介護保険としても訪問リハビリ→通所リハビリ→デイサービス

という流れになっており、

要支援に至っては1年以上訪問リハビリを続けると減算、という風になっています。

 

そんな中でも、90歳を超えても、リハビリを頑張り、

もっと体が動くようにしたい、

もっとできるようになりたい、と強く思い、

頑張る方もおられます。

 

訪問リハビリのゴールは、その方たちにはずっとたどり着かないところかもしれない。

でも、現実のゴールで、もうリハビリ終了、とはとても言えない。

 

まえむきにがんばられる90オーバーの方は、割とたくさんおられるのです。

いつまでも前向きに、自分のことはできるだけしていきたい、

という強い思いは、お会いするたびに私も頑張らないと、

と力をいただきます。

 

力は、年齢に関係ない!