そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

かかりつけ薬局を持つ安心 診断もだが服薬確認はまた大事

薬局の在宅でのお薬管理、相談が手軽にできる時代

 

かかりつけ医、は決めている方が多いと思いますが、

薬局は、かかる病院の近くでなんとなく処方していただいていることが

多いのではないでしょうか?

 

最近、薬局でも在宅療養に向けて、

処方された薬について質問を受け付けたり、

また処方内容に疑問があるときは主治医に確認してくれたり

(まれに主治医の処方が変わることもある)

薬のついての説明、副作用などをわかりやすく教えてくれる

などの基本的なこと以外に、

 

薬を配達してくれたり

直近必要な薬以外は預かっていただけたり

薬のセットを認知症の方など1~2週間ごとにセットしてくれたり

 

ということをしてくださる薬局が増えています。

 

薬のセットは、家族は良いのですが、

ヘルパーさんが行うことはなく、訪問看護が行うのですが、

普段の生活で訪問看護の体調管理まではいらない、という場合、

案外薬のセットをだれが行うのか、

ということが問題になります。

 

かかりつけ薬局で、上記のような対応してくださると、本当に

体調管理に大きく効果があります。

 

認知症の方で独居だったりすると、

どのようにすれば確実に服薬ができるのかを検討してくださり、

薬をボックスで管理するのか、タペストリーで管理するのか、

また支援が最小限になるように、また効果的にできるように、

服薬回数、服薬時間を調整してくれたり。

 

本当に体調管理について主治医とともに相談できるありがたい存在です。

 

まだまだ、そのような体制になっていなかったり、

はじめられたばっかりだったりするところも多いかと思いますが、

なんとなく、近くの薬局にいろいろ薬を処方してもらっているなら、

どのようなことをしているか確認して、

かかりつけ薬局を頼まれると、たくさんの薬、

飲みきれない薬、が整理されて、負担なく効果的な服薬

ができるかもしれません。

 

ヒート(錠剤がばらばらになっていてプチっと押し出すタイプの薬)

でたくさんの薬を出している方もおられます。

飲み残しも考えられますし、

分包ぶんぽう(複数の処方薬を1回の服用ごとにまとめてくれる)

にしてもらうと本当に楽になります。

(主治医の許可が必要)

 

そのほか、名前を分包に入れてくれたり

日付はもちろん、

朝昼夕を色分けで塗ってくれたり

服薬しやすいように工夫をしてくださるところはあります。

 

居宅療養管理指導として、健康管理や指導が在宅で

受けられるのは、療養生活で大きな安心が得られます。

 

服薬が大変、と思われている方、いきやすい薬局に相談してみる、

または薬剤師会に相談するなど

されてはと思います。