そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

訪問看護 普段の体調管理と緊急時の対応のために

訪問看護は予防的にも、と言われるが

医療処置が必要であったり、
継続して体調を見ていく必要があったり、
また急激な体調変化が予想される場合であったり、
訪問看護は、体調変化なく過ごしていただくために
大変重要なサービスです。

概ね、週に1回、数回来てもらい、
体調を見、服薬の確認、また主治医との連携、
勿論ケアマネジャーとの連携、とその内容は
多岐にわたります。

私のところは、訪問看護併設の居宅であるので、
訪問看護への敷居はずいぶん低いと思いますが、
一般的なケアマネジャーは、少し利用に敷居の高さを
感じることもあります。

体調悪化の予防的にも利用すべき、と言われますが、
その根拠をしっかり把握できていないと、
非常に厳しく、突っ込まれることになるので、
なかなか踏み切れないところもあります。

緊急時対応 24時間365日

訪問看護事業所にもよりますが、
少し大きめの事業所であれば、
1か月に定額料金を払って、
緊急時対応していただけます。

これは、本当に24時間365日、いつでも、
体調変化があったとき、電話をして、必要であれば
夜中でも、お正月でも駆けつけてくれる、
というサービスです。

体調変化があっても、なかなかすぐに救急車を呼ぶ、とか
主治医に往診に来てもらう、
ということはハードルが高いことが多いので、
いつでも相談でき、医療の専門的な目で判断していただける
ということは、大きな安心となります。

ずっと加算をつけて、利用されていない方もありますが、
概ね、例えば糖尿病の方で血糖値についてであるとか、
医療処置でのトラブルであるとか、
電話されることは多いです。

 主治医にとっても安心となる

かかりつけの先生から
訪問看護を利用するように、と言われることもあります。


訪問診療が2週間に1回あるとしても、
その間にも医療的な面で体調管理をする必要がある場合、
訪問看護は訪問した結果を主治医にすぐに連絡しています。


緊急の対応が必要な場合は、すぐにわかりますし、
受診の勧めもされます。

もし、救急対応が必要な場合、
救急車が到着した時、病歴、経過、症状などを
救急隊員に説明するなどの対応もされます。

なかなか人材確保が難しいところでもあり、
またその場で自分で判断することになるため、
スキルも要求される厳しいところだと思いますが、
在宅で介護していくためには、非常に大事な、
そして頼りにしているサービスです。