そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

福祉用具はネットで買わない 人にあったものを選ぼう

どこにでも売っている福祉用具となったけれど

 

今は、日用品を売っているところでも、

ドラッグストアでも、

高齢の方用の介護用品がたくさん並んでいます。

 

数年前と比べると、コーナーも広くなって、

陳列してある品も様々。

 

安いものもたくさんあります。

100均で杖を見たときは、

これまでも!とびっくりしたものです。

 

インターネットでも、たくさん売っていて、

買うことは容易ですが、

福祉用具は、その人の使い方、体格、持っている疾患

などによって、使いやすいものを選ぶことが非常に

重要になります。

 

福祉用具、とカテゴリーに入っただけで、

値段が数万円になる、ということはざらにあるので、

高いものになるのですが、

安全優先で考えると、

安いもので間に合わせると、かえってよくないことになります。

 

だいたい、今は町なら一つは

介護保険福祉用具をレンタルしている会社があると思うので、

それを探して(わからなければ市町の介護保険の課に聞けば教えてくれます)

そこにきけば、そうそう使いにくいのものを

勧められることもないと思います。

 

だいたい、福祉用具相談員

という資格を持っている人がいるので、

使う本人のことを説明したら、選定してもらえると思います。

 

福祉用具相談員というのは、必要な研修を受ければ取れるので、

詳しさは人それぞれと思ってください)

 

また、介護保険の認定を受けていなくて、

入浴用品や排せつ用品を購入しようとされる方で、

要支援、要介護の認定下りそうな場合は、

介護保険の認定を受けることを勧めてくださるかもしれません。

 

事前申請が基本ですが、介護保険申請して認定を受けることができれば、

その人に合わせて、1割から3割負担で

用具を購入することができます。

 

日用品やドラッグストアではなかなか

専門的な質問は難しいかと思うので、

包括支援センターに聞かれても

認定下りていなくても相談は受け付けてくれるはずです。

 

よほど実物を見て、納得したうえでなければ、

インターネットの写真だけで選ばないほうが良いかと思います。

 

結構、買ってしまった方、多いくいらっしゃるので。