そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

移乗が大変な時に 使ってみると楽なリフト

使う前は抵抗の大きい移乗リフトだが

 

介護している人の腰痛の原因の主な一つと思われる

移乗介助。

 

ベッドから車いすに移ることがよくあるかな、と

思うのですが、

体全体を介助者さんが抱えて行わないといけなくなってくると、

技術も必要ですが、体力的にもかなりしんどくなります。

 

本人を転落させてはいけない、と力も入り、

腰にも負担がかかってきます。

 

家庭では、その時に

移乗リフト

を導入します。

 

機器が大きくて、またシートに本人を載せて移動するので、

なかなか抵抗があったりするのですが、

試しに自分も載せてもらうと、変な力が入らず、

介助者さんはもちろん負担がなく移乗が出来ますが、

載せられた本人も楽に移動することができます。

 

福祉用具を販売、レンタルしているお店で

試すことができたりするので、もしすこしつかってみたい、と

いうことであれば近くで探してみてはいかがでしょうか。

 

介護保険で機器自体はレンタルできますが

シートは身体に触れるもののため、購入となりますので、

なかなか自宅でのお試しが難しい機器ではありますが、

力づくで移乗しているご様子があれば、

ぜひ導入していただきたい機器の一つです。

 

難点は、少しレンタル代の点数が高いこと。

限度額いっぱいショートやデイや福祉用具を利用されている方からすると

導入するとやや圧迫するかもしれません。

 

使い方をマスターすることが必要となりますが、

高齢の方でも使えるように、はじめは丁寧なレクチャーがあります。

 

かえって、ちからがなくなってきた高齢の方にも

使っていただきたいものです。

 

数年前にはなかった新しい機器が、

どんどん出てきています。