そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

福祉人材 有効求人倍率は3.76 介護保険は続くのか?

常に人が足らない福祉の仕事

 

令和3年4月の、福祉人材センター公表の有効求人倍率

3.76。

 

昨年よりは減っているようですが、ほかの業種と比べても、

圧倒的に高い数字。

 

現場でも、ヘルパーさんがいなくていけません、とか

特養を開設したけど

働く人が足りていなくて一部だけオープンとか、

という話は日常的にあります。

 

今、コロナ禍の中、働く場所がない、と言われているところがある中で、

福祉の職場だけは、常に人が足らない。

 

今更その原因を出しても、仕方がないとは思うので。

 

働いている人は、本当に利用者様が喜んでくださる、

直接的にひとのために役に立っている、という実感が持てる

という気持ちは大きいと思います。

 

でも、それを継続できない、

また外から新しく働こう、と思っていただけない状況があるのも確か。

 

次回の介護報酬改定は、コロナ対策のこともあり、

大幅な減少となるのではないか、というニュースもあり、

介護職だけではなくて、いま

大変な状況を頑張ってしのいでいる事業所が、

継続できないこともままあるのでは、と思っています。

 

介護保険が作られて数十年だけはいい時代だったよね、

と回顧されるだけのことにならないように。

 

いろんな補助制度も厳しくなって、日に日にその継続性に

疑問を持ちつついます。