そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

アルツハイマー型認知症の治療薬 アメリカで承認されて

以前は開発されればノーベル賞、と言われた薬

 

アメリカで、初めてアルツハイマー認知症の治療薬、として

ADUHELM アデュマヌカブが認められたというニュースが少し前にありました。

 

これからの認知症に、明るい兆しが見えてくる、

そんなニュースでした。

 

一般的に使えるようになるためには、まだまだ

時間がかかりそうですが、現実開発できた、という事実は、

大きいものです。

 

アルツハイマーは、遺伝がなければ46歳からじわじわと

進行しているそう・・・

老化と切っても切り離せないのですね。

 

私も、いままでたくさんの、アルツハイマー認知症と診断された方と

お会いしてきました。

 

一般的には、なんだか介護する人が大変な、本人は

わからなくなっているのでそれほど、という認識があるように思うのですが、

本人とかかわってきて、

家族はもちろんそれまでからの変わりように

悲しむこともあり、

でも本人も、今ここ自体が分からない不安、相手を信用していいのかわからない不安、

忘れてしまう自分へに対しての怖さ、もうそれは一言では表せない

ものがあられました。

 

それでも、今が何時か、相手がだれかわからなくても、

認知症の方が不思議なほど、傷んでいる自分を感じてくださり、

それまでにないようないたわりの言葉や、

優しい態度を示してくださる、その能力に、

何もわからず打ちのめされそうになった時に、

本当に助けていただいた、その感情は忘れることはありません。

 

最期まで、感情は残っている、と言われる、そのことを、

私は今まで何度体験してきたことか。

 

不安な気持ちが、少しでも遅く、また軽減されますように。

早く、薬が一般的になって、効果が見られるようになれば良いですね。