そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

ケアマネには本音を言おう 本当の目的を言わないとおかしくなる

本音を伝えてくださることは何よりありがたい

毎日、毎日、

突然の予想だにしない相談を受け続ける仕事、

それがケアマネです。

 

経験年数が長くなれば、その対応バージョンも増えてきて、

たいていの相談には何通りかの対応策を出して、

これからのことを決めていく

 

となるのですが。

 

突然「もうみれない!」

 

と、言われるよりも、

困ること。

 

それは、

「本音を言わずに(本音がありながら)相談されること」

です。

 

上記のように、赤裸々に

「大変!」

と言ってきてくださる方には、

こちらもその方向で全力で解決方法を探せます。

 

でも、

「食欲が落ちているので、入院してよくなってほしいんです。」(仮想例です)

と、いう風に言われて、

こちらとしては、

「食欲がないだけで入院?」

となり、

 

そもそもの食欲低下に対してのアプローチを

いろいろ提示しても、頑として

 

「入院」

 

となったりするのです。

 

よくよく聞くと、

「毎日介護がしんどい。

施設は嫌だけど、入院なら」

のような、本当の願いがあったりします。

 

先にそれいってくださったら!

みたいなことになります。

 

日々、

 

家族の健康は大事、介護されている本人のためにもなりますよ、

と伝えてはいるつもりですが、

 

なんだか気づかずに頑張ってしまわれる方もおられるし、

大変でもなかなか言われない方もおられるし。

 

大変な時ほど気づきませんが、

大変と自覚できているならば、

その本音を小さいうちに吐き出すこと。

 

小さいうちから言ってくださると、

小さいうちに対応方法もいろいろ

お伝えできるので、逆に本当にありがたいです。

 

でないと、なんだか変な方向に走ってしまうことがあります。

 

普段なかなか本音言わないですものね。

言いにくいと思うけれども。

 

私も自分の生活では、

本音を言わないほう?

 

(そんなことない!)と家族からクレームがきそう(-_-;)