そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

老健 期間限定のはずなのにずっと入所されていることがある不思議の施設

ケアマネですら説明しづらい老健入所期間

 

老人保健施設

どの町にも一つはあるのではないか、というくらい

浸透している施設ですが、

これがなかなか世間では理解が難しいようです。

 

デイケア老健についているデイサービスはこう呼びます)

に通っていたり、

短期入所療養(老健についているショートステイはこう呼びます)

を利用している方でも、

どんな施設かわかられていなかったりします。

 

ショートステイは、基本月の半分しか使えず、

特に介護保険認定期間の半数は絶対超えてはいけない、

と決められています。(保険者に相談必要)

 

なので、

介護者の方が入院、手術で1か月以上介護ができない

とか、

もちろん真の目的の

リハビリを重点的にしてほしい

とか

の時の利用になります。

 

ここの利用のポイントは、

高い薬を(薬価)服用していると、

薬を持参できる期間しか利用できない

ことが暗黙の了解としてあることです。

 

入所申込するときは、なので

飲んでいる薬の内容を出すことは重要。

 

1か月単位でしか処方されない高ーい薬があると、

その持参した1か月のみしか利用できないのが現実。

 

これは老健は薬は自分とこで出しなさいよ、となっているためで、

入所されても薬が高いと施設の持ち出しになってしまうからです。

 

なので、よくどれだけ入所できるか、

と期間を聞かれても、

普通は3か月、

もしかしたら1か月、

でももしかしたら何年か

過ごしている方もおられるんですよね。

 

よくあるのが、

「近所のおばあちゃんは、あそこの老健にもう何年も

はいっている」

という巷情報。

 

なぜかはケアマネにもわかりません。

でも想像できるのは

薬価が低い

集団生活に支障がない

自宅が帰れる環境になく、特養入所も申し込みして待ち

かな、と。

 

今担当させていただいている方は、

3か月きっちり入所して

在宅で過ごして

また3か月入所

みたいな方が多いので、

施設も受け入れしてくださりやすいです。

(その方が施設ははっきり言って収入増える)

 

実際リハビリして改善される方もおられるのですが、

環境が変わることからの認知症の進行など、

いろいろ検討して、

見学、検討されてもよいかと思います。