そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

難聴は認知症のきっかけ?聞こえにくさがもたらす弊害

返事が的外れなのは、聞こえにくさのためだけではないかもしれない

 

1.高齢になるとだんだん聞こえにくくなる

うちの父も数年前からこのような状況です。

わかっているのか、聞こえているのか、

会話をしていても的外れなことを返してくる。

 

耳鼻科に行って、補聴器は、とも勧めるのですが、うんと言わない。

 

聞こえにくいのはわかっているようですが、何か対応しようとするのは嫌みたい。

 

2.テレビのボリュームが上がる、電話でなかなか通じない

 

もしかして、と思う原因は

 

テレビのボリュームが上がる

電話で聞き取れなくなる

会話が的外れになる

 

などなど。

生活の不便が生じてきます。

 

3.聞こえにくさなのか、認知症の始まりなのか?

 

この聞こえにくさ、

ただ生活が不便、だけで済まず、

認知症、の始まりかもしれません。

 

聞こえないからなかなか通じない、

と思っていたのが、

聞こえだけでなく認知症の始まりだった、ということも。

 

身近な人ほど見過ごしてしまうので、

 

話していて以前とは違う

会話がかみ合わない

約束を忘れてしまっている

 

などのことがあれば、少し注意が必要。

 

4.補聴器だけではない、聞こえにくさの解消のいろいろ

 

今の補聴器は大変に小型で、

聞き取りやすさも雑音を拾いにくくなり使いやすくなってきています。

 

耳鼻科に相談し、検診を受けて利用を始めたほうが、

生活しやすくなります。

 

拡声器、集音器など、自宅で使うものもあるので、

探してみることもよいでしょう。

 

聞こえにくさは、しかしほかの原因もあるので、

以前より聞き取りにくくなった、というときは、

まず耳鼻科受診を。