要介護者にとってのコロナ対策と廃用性症候群
コロナウイルスが日に日に迫ってくるように感じる今日この頃。
要介護の方にとってのコロナ対策について、リスク管理について考えました。
最近の質問で多いのは
デイサービス、休んだ方がいいですか?
です。
感染リスクの高さだけ考えれば、もちろん休んで、どこにもいかず、おうちに引きこもるのが一番です。
しかし、そのリスクと、廃用性症候群のリスクと、果たしてどちらが高いのか?
俗説では、3日寝たらその三倍の9日間、三週間寝たらその三倍の9週間、体力戻すのにかかると言われる高齢者。
それを思うと。
高齢者施設の感染対策は、最近本当に半端ない。
毎年流行るインフルエンザ、ノロウイルス、胃腸炎、毎年から厚生労働省からのお達し、警報。
皆様帰られるたびに、徹底的に消毒液で拭きまくる。食事前に手に消毒液、机ももちろん拭きまくる。
送迎車両も拭きまくる。
コロナ対策でさわいでいることくらい、高齢者施設では当たり前にされている、という声もあります。
感染、発症したら、弱いと言われるMRSAでさえ脅威となる高齢、要介護の方々。
徹底した感染対策がなされている中で、もちろん100%はあり得ないのだけれど。
自己責任、自己判断の中で、あまりに過剰に対応して、大事なADLが低下しないように、と願うばかりです。
私の周りではほとんど休むことなくデイサービスいかれていますが、、
休まれる方は、廃用性症候群という、もう一つの大変なリスクも念頭に、自宅でも動ける方は、動いていただきましょう。
いつまで続くかわからないので余計に。
皆さま御身ご自愛くださいね。