そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

健康診断書の有効期間 

サービス利用時にほぼ必須の書類たち

健康診断書、診療情報提供書、というものがあります。
その名の通り、その時の健康状態を、
主治医に検査してもらい、記入してもらうものです。

介護保険サービスの、

通所介護  特に入浴ありの方

通所リハビリ ほぼ必ず

短期入所 ショートステイ 必ず

施設入所系 必ず

必要となります。

これ以外の、訪問系のサービス、福祉用具貸与、福祉用具購入は、
基本不要です。

有効期間は案外まちまち

この診断書、案外、有効期間が長いことがあります。
老人保健施設なんかで、
3か月以内!
とか、半年以内のもの、と言われることもまれにありますが、
1年以内ならほぼ可(入院歴がない場合)
とか、
場合によっては数年前のものでも可、のこともあります。

地域ごとの書式がある場合

この診断書、地域ごとに書式があり、
概ね、その形式のものであれば、その地域のサービス利用時に
使用できるようになっています。

サービス使うたびに、違う様式で何回も
診断書を取る、ということがないようにするためです。

うちでは、コピーを取らせていただいて、保管しておき、
原本は本人様で持っていただいています。

数千円費用が掛かるものなので、
むやみとはお願いしていません。

利用先で確認されること

利用先では、病歴や、注意事項、普段のバイタルなど
確認されます。

ほかには、感染の有無、も重要です。

利用されるときに、ほかの方との接触で注意が必要か、
入浴順位を検討せねばならないか、も
確認の必要があります。

介護度が重くなってくると、
レントゲンを撮ることも難しくなり、
それは考慮していただいたり、ということもあります。

一度取っておくと安心ではある

介護保険サービス利用されていて、
まだ一度も診断書取っていない、という方は
診断書取らずとも、胸部レントゲンであったり、
血液検査などしていただいていてもよいかもしれません。

診断書は、大体1週間は必ず作成に時間がかかります。

緊急でサービス利用となった場合、
これがないことで、スムーズに利用が
立ち行かなることがあるからです。

一枚とっておくと、全く何もないよりは、
数年前のものでも、はるかに有効であったことが多いです。