そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

認知症?と思ったら できるだけ早期の専門医受診をお勧めする3つの理由

認知症の専門医 受診の重要なこと

認知症初期こそ受診を

認知症?と思った時

 

おんなじ話を何回もされる

電話があったことを全く覚えていない

鍋を焦がしてしまう

モノをよく探している

 

などなど、認知症?年のせい?
と思うことは、だんだん、増えてきます。
もし、認知症?と疑われる場合は、
一刻も早く専門医に診察してもらうこと
が、とても重要です。

 

それは、一つ目には
治る場合がある
ことと、
認知症の中でも
どの認知症なのかで介護も変わってくること
今のお薬の中でも、
初期に服薬を開始したほうが効果が高い
といわれているものがあることがあります。

 

認知症?と思われても治ることもある

 

誰が見てもいつも物事を忘れてしまって、
認知症!と思うものでも、原因はいろいろあります。

認知症と思われても、治療で治る場合は、
脳に血や水がたまってきている、といった場合。

脳が圧迫されて、
正常に働かない、といったことがあり、
それを取り除くと、まったくまた元の生活に戻れる、
といったこともあります。

こういった場合は、時間が過ぎるとますます
症状が悪化するので、早めに受診されることをお勧めします。

 

何が原因の認知症かを早く知ること

昔は、よく診断書に

老人性認知症

と記載があったものでした。


しかし、今はアルツハイマー認知症、であったり
レヴィ小体型認知症であったり、
かかりつけ医から認知症専門医に紹介されて、
病名も細かく記入されるようになってきました。

一言で認知症、と言っても、様々な認知症があり、
比較的記憶力の衰えない認知症もあります。


どの認知症かによって、症状も、かかわり方も違ってきますので、
初期にできるならば、その診断を専門医にて
診断いただくことが、その後の介護にも
大きく関係すると思います。

 

 服薬は認知症早期のほうが効果が高い、と言われている場合があること

診断されれば、お薬も開始されることとなります。
ここで、よくお出会いするのが、
認知症診断が受け入れられずに、治療、服薬を中断される
かたが、一定数いらっしゃることです。

数年たって、日常生活で本当に困られてから再度受診される。
少し、初めに受診されたときに、適切に薬を飲み、
対応がされていれば、今の状況は変わったかしら、
と思うこともあります。

認知症のお薬の中でも、早期の数年間の服用が効果が高い、
と言われているものがあること
また、早期に介護サービスにつないで、
環境から進行を防いでいくこと

は、大事かと思われます。

それは内科的な病気と同じかもしれません。