そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

いきなりプロ、の仕事が求められること

ケアマネジャー試験に向けて

職場で、今度のケアマネジャー試験を受ける!という人がいました。


やってもやっても内容を覚えられない、との嘆き。
確かに、だんだん増えてくる、細かーい内容の介護保険制度。
5択の中の〇✖ですが、やはりなかなか当たらないもの。


領域も広いため、また、仕事をしながら取得される方が多いため、
今から次の試験に向けて頑張っておられる方には、
ほんとに声援を送りたいです。

資格保持だけの潜在ケアマネも多い

看護師や、保育士、介護福祉士もそうですが、
ケアマネジャーも、資格を取りながらも
業務についていない人が多い職種です。

また、ケアマネジャーは、厳密な更新制であり、
業務をするには、数年ごとの研修を受けていないと、
業務をすることが絶対にできません。


常に、更新がきちんとできているか、確認していないといけません。

潜在ケアマネは、その研修を受けることも難しいことがあり、
また介護保険の改正も次々あるため、少し離れると
代わってしまった制度の理解に時間がかかることがあります。

いったん離れると、再復帰、なかなか難しいなあ、と思います。

 

どんなときにも対応すべき、のケアマネ


ケママネジャーは、試験だけでなく、
合格後に長ーい研修期間があります。

試験はほんとに序の口で、
その後の研修が大変。
でも、その後の、実際の業務は、もっと大変です。
今は、研修後にも、同行研修と言って、
主任ケアマネについて実際の業務を少し一緒にする研修制度も
ありますが、基本、自分のケースには、
自分で対応していかないといけない、
初心者マークつけているわけにいかないことが、あります。
基本、一人に対してケアマネジャーは一人ですから。

支援体制がある事業者はいいですが、
一人で始められるケアマネさんも前はいらして、
大変でありました。

数年後には、主任ケアマネが管理者必須、とされますので、
これからは、経験者が必ずいて、
応援体制が敷かれることとなるのでしょう。

何年たっても、慣れる、ということがない職業です。