そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

家族会 いろんな出会いがある

家族会に参加すること

認知症や、難病や、がんや、さまざまな家族会、
患者さんを看護、介護されている家族が、
同じ疾病を持った方の家族と交流する場を持たれる家族会。

ケアマネジャーをしていて、思うのは、
私は当事者ではなく、その方の思いを心から共感することは
嘘っぽくなるのではないかということ。

専門職、といって自分がかかっていない疾病、症状について
話をするということ。
思いが届かないこともあると思います。

でも、家族会なら。
状況は様々あれど、
同じ疾病への不安や、思いや、どうしたらよいのかなどの
思いを、共感していただくことができるのかと。

家族会へまず行くことへのハードル

家族会へ行く、ということに、まず少しハードルの高い方も
いらっしゃいます。
まだ受容来ていなかったり、周りの方に伝えていない、
ということだったり。

そんな状態の時こそ、いっていただければと思うのですが、
なかなか行けない、という方もたくさんおられます。

介護、看護のこれから、が見える

認知症の方の家族会で言えば、
いろんな症状、年代の方がおられて、
またおなじ疾病の方であれば、病気のこれから、
を聞くことができます。
同じ経過ではないかもしれないけれど、
でもアルツハイマー認知症の方を長年介護されている方の
お話を、診断されたばかりの方が聞かれることなどは、
とても共感できると思います。

また、よく言われるのが、
「自分が一番大変な介護をしている、と思っていたけれど、
いろんなことで大変な方がほかにもたくさんいる」
ということ。

大変、というのは様々な意味合いがありますが、
自分の介護を、一歩引いて、客観的にみられている状況
がうかがえます。

介護を大変、にさせるのは、その症状そのものだけではなく、
環境、仕事や、経済面や、家族関係などが大きく関係し、
それをほかの方に話すことで、
違った側面や、考え方で俯瞰的にみることもできるようです。

地域での、家族会、疾病だけでなく
介護される属性別でもされています。

以前行けていなかった方が、家族会に参加され、
生き生きとその場でのことを知らせてくださいました。