そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

いきなり!便 実は在宅介護の要

根深い、便対応の難しさ いやになることトップ

便、このことで、
「もういえではみれない!」
と、決心する家族さんが多いと、以前にも
書かせていただきました。

ないと困る、でも、出ても困る、
ということがあるのが、便です。

高齢の方では、かなり高い確率で
排便しやすくなる、
便が柔らかくなる薬とか、
便の排出を促す薬とか、
を服用される方が増えてきます。

腹筋が弱くなる、

座位が保てない、

食事量自体が少ない

水分摂取も少ない

などなど、その可能性はどんどん高くなります。
出ないことも大変ですが、
出ていて、その後始末がおむつ、トイレだけに
おさまらないと、家族の負担は突然重くなります。

胃腸の疾患がある場合

 胃腸の疾患がある場合は、特に、
排便管理は重要です。
便が適切に出されていないと、
急速に状態悪化となることがあります。
通常で思うよりももっと頻回に、
便の管理を行うことが求められます。

認知症状の原因にもなる

便秘は、認知症状も悪化させます。
体調悪化を、適切に表現できないこと、
でも便秘で体が苦しんでいること、
の表出として。
認知症の周辺症状の悪化がある場合、
排便がいつあったか、をチエックしていただくことも
大事と思っています。

 いろいろあるおむつの種類

今まで、おむつは、尿は吸うけれども、
泥状便、水様便、字の通り、
泥のような便、水のような便、
は吸い込まれずに、
外へはみ出したりと、
対応が大変でした。

今は、そのような便でも対応できます、といった
おむつが売られています。
もし、そのような便で困られていることがあれば、
今までのおむつを変更されてみてもよいかもしれません。

上記のような便は、特に、
便の薬を服用されている方には多い便ですので、
少しでも介護負担が軽くなるかもしれません。