そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

ケアマネジャー まずは事業所を選ぶ 

ケアマネジャーの選び方 

 

介護人生はケアマネに大きく左右される

 

ケアマネジャーで、介護人生は、大きく左右されます。
あたりまえながら。

どんなケアマネジャーというくくりで行くと、

大きくは、基礎資格、というケアマネジャー資格を取る前に、
どんな資格があったか、ということ。

多いのは、介護福祉士、看護師、社会福祉士
ほかにもありますが、医療系、相談系の資格です。
(私の基礎資格は、社会福祉士です)

そして、地域のいろんなサービスがある中で、やっぱりケアマネも人ですから、
得意、不得意、よくお世話になる事業所、なんかがあります。


ものすごく今規制がかかっている、同一法人内に利益をもたらすような
圧力をかけられているケアマネジャーも、いるのかもしれません。


ほぼ、介護についてはケアマネジャーが決まれば、
そのケアマネジャーの経験、考え方によって
その後の介護人生大きく影響されます。

 

ケアマネジャー、まずは事業所 の選び方

 

身内に勧めるなら、という前提で。

まずは、

特定管理加算をとっている事業所のケアマネジャー

を選んで、と言います。

いきなり専門用語だ、なんだこれ、と思われるかもしれません。
これは、言い換えれば、

24時間相談体制をとっている事業所

 

ということです。

今は、特定管理加算をとっていない事業所のケアマネジャーも、
携帯を持っていて、いつでも対応してくれるところが
多いと思います。


でも、それは事業所、または個人での対応であって、必須ではありません。

特定管理加算をとっている事業所は、
加算をいただく代わりに、要件として

24時間対応

を契約書にもうたっています。
必ず、24時間、365日、連絡がとれる体制を整えてくれている、
ということです。

めったにないけれど、安心できるいつでも相談できること

でも実際、ケアマネジャーに夜中に、休みまで相談する必要性って、
実はあんまりありません。


私の事業所は個人で携帯を持って、常にどこでも持ち歩く
体制でいますが、ほとんどかかってくることはありません。
(一番多いのが、急にお葬式があり、ショートステイを頼まれること、でしょうか)


ケアマネジャーは、救急車ではないので、夜中に相談していただいても、
次に相談する事業所自体が休んでいるので、ほぼ何もできないのが現実です。

 

でも、加算をとっていなければ、
事業所の開いている時間しか、連絡が取れない
可能性を考えると、

ご本人様、ご家族様が 土日しか休みがない、朝夜しか連絡できない、

といったこともありますので、

いつでも相談できる

という担保があることは大きいと思います。


これは、市町の介護保険に関する部署で聞けば教えて頂けると思います。
3人くらいケアマネジャーがいる事業所であれば、ほぼその体制です。