そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

介護保険はすぐ使える。

介護保険はすぐ使える、という事実

なぜ申請時に言ってあげないの?

長年、介護の仕事をしてきて、よくあること。
介護が必要になって、相談して、介護保険を申請した。

・・・「やっと、介護保険者証が今日来ました!」
と、ケアマネジャー依頼が来る。
「今まで大変でした、やっとこれからサービスが受けられます」

・・・いえいえ。
介護保険申請の時、認定調査の時、言ってもらえませんでしたか?

「今日から、今でもサービスは利用できますよ」
って。

一番大変な時に、我慢

入院中は、まだ大丈夫です。
病院の医療相談員さんや、看護師さんが、
「このまま家に帰ったらご家族さんでは大変でしょう」
と、介護保険につないで、帰宅前にサービスの調整ができて安心して帰れるように
手はずを整えてくれるはず。
(スルーしてしまうこともややありますが)

自宅にいて、入院するまではなかったけれど、何か変化が起きて
急に自分で身の回りのことができなくなった時。

そんなときが、こういったことになりがちです。
子ども、親戚総動員して、やりくりする。

だれかが、「介護保険って申請したらいいんじゃないの?」
と、言いだしてくださり、申請する。
無我夢中で申請し、役所から人が来て話をする。

みんな仕事があり、育児があり、地域の役割がある中で
走り回る。頑張る。
介護度決定の、介護保険者証が来た時には、家族はくたくた。
なにがしてもらえるのかもわからないけど、
この地域のケアマネジャー一覧が入っている。
とりあえず、そこのどこかに電話して頼めばいいらしい。

 

介護保険は申請日から使える

ほんとに、毎日介護の仕事していたら、なんで?
と思うくらい、こういうことは多いです。
というか、ほぼみなさん介護度決定してから、デイやヘルパーや
サービスの利用の相談に来られます。

勿論、介護認定で必ず要支援、要介護に認定が下りると
は限りません。
でも、状態聞けば、ほとんど想定はできます。もちろんツールを使って
把握ができます。

まずは、

介護保険は、申請日から使える!

こと、我慢せずに。