そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

もう家では介護できない!と突然思った時 なぜそう思ったのか、を考える

もう家では見れない!と思うとき 

突然、無理!の思いがやってくる

長年、ケアマネジャーをしていると、
ある日突然、ご家族様から「もう、家では見れません!」
といわれることも、あります。

突然といっても、長いかかわりの中から、
「そういわれるかもしれないなあ」
ということは想定内だったりします。

子どもさんが、仕事、育児、家事、をしながら
両親の介護をされている、といったことも、
今は大変多いです。
介護にかかわる人も、自分一人、といったことも。


そんな中、上記のように言われる。

普段、
「サービスは少なくてもよい」
「自分でできるから」
と、頑張られる方に、そういったことが多いようにも思います。

もう家では見れない!と思った、原因を明確にする

上記の場合は、なにかがきっかけでそう思われたのですが、
それは、本人に由来するものか?
それとも、介護者に由来するものか?
環境に由来するものか?

を、ゆっくり話を聞いていきます。

例えば、本人由来ですと、便失禁で大変な状況が続くことがあると、
このように言われる方は多いです。


体調崩され、そのような状況になり、
「こんなことが続くなら、もう無理!」と。
便失禁は、かなり影響が多いように思います。


一時の体調不良であれば、その時だけでおさまることもあるのですが、
その最中にはそんなことは言っていられません。
なぜか、
認知症になったら必ず弄便する」

と思っていらっしゃる方もあって、
「いよいよ始まりました」
のように言われる方もあるのですが、
そんなことはもちろんありません。

家族由来であれば、
家族、親族に介護について言われた
であるとか、
環境であれば
地域の役割などが当たり、忙しくなった
などでも言われることがあります。

なぜ大変か、を洗い出してみる

介護が無理!と思わないまでも、
普段も、介護の負担感があるのなら、
「何が一番つらいのか」
を、書き出してみることもよいと思います。

それを伝えてくだされば、ケアマネジャーは
それに合わせて提案をしていきます。
すべてではないけれど、少しでも負担があるなら
軽くなるように。