そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

50代以降のかかりつけ歯科の選び方

訪問歯科診療を見据えた歯科選び

口腔ケアといわれる今

歯は、大事です。
大きく言うなら、歯、だけでなく、
口腔は、とても大事です。

歯科は、受診に行くもの、というイメージが強いと思います。
ですが、今は、口腔ケアは一生において重要、
と、訪問歯科診療をしてくださるところももかなり増えてきました。

今は、訪問歯科診療で入れ歯も作れるし、
一般的なことは、自宅でできるようになりました。

ただ、すべての歯科医院さんが、訪問お願いして
すぐに来てくださるとは限らないことがあります。

そもそも、訪問診療をしていない歯科医院

全く、訪問診療をされていない歯科医院さんも、
多いです。
これは内科的な医院でも、そうなので、
その先生の運営への考え方ですね。

訪問歯科診療しているけど対象者の違い

訪問している、とされているところでも
対象者が微妙に違うところがあります。

まず、ほぼすべてにおいて必要なことは、

 

受診に行けない状態であること

です。
その医院が階段を上がらなければいけなく、車いすでは行けない、であるとか、
認知症があり、医院で長時間待つことができない、なども
それに当てはまることがあります。

外来受診できる状態であるのに訪問はされません。当たり前ですが。

 

次に、よく言われるのが

ずっとその歯科に通っておられた方 通院歴がある方

です。
全く外来受診もしたことがなく、訪問診療が必要になってからの
依頼はお断り、といったこともあります。

それまでの治療経過や記録があることが理由かと思われます。

整ってきた訪問歯科診療の体制

しかし、今は訪問専門の歯科もたくさんされています。
全く新規の方でも受け入れてくださるところももちろんあるので、
心配はありません。

歯科医師会で、訪問できる歯科医院のリストもあります。
ケアマネジャーに相談すれば、その地域ごとで
ネットワークがあり、訪問してくれる先生を
マッチングしてくれます。


先を見据えた歯科医院の選択

しかしながら、訪問診療を標榜していなくても、ずっとその医院に
通っていた場合、相談すると
「おうちにも行きますよ」
と言ってくださる場合もあります。

これは内科系の先生でも同じですね。

今ご自分が通われているところはどうでしょうか?
職場の近くで利便性がよい、評判が良いからわざわざ通っている、
などのことも多いかと思います。

50台、ではまだ早いかもしれませんが、
年を重ねていくときに、ぜひ

自宅近くで

自宅へ訪問診療に来てもらえる

という歯科医院、探してみてください。
前から知っていて、信頼感がある先生にずっとかかれる、
というのも安心ですね。
(・・・あまり同年代だと、先生も高齢化されるかしら?)

なぜこの記事を書いたかというと、

まさに、今、歯の痛みに苦しんでいるからです。
…口腔ケア、大事です。