母さんが雨傘もって・・・
いつの間にか見なくなった景色
季節外れの夕立に出会いました。
豪雨です。
傘を準備していない人も多く、びしょぬれで電車に乗ったり、
コンビニで傘を買っている人も多くいました。
帰る中で、一人、自分が傘をさして、また傘をもう一本持って
駅に迎う女性に出会いました。
へえ、だれか迎えに行くんだなあ、と、その時。
最近、この景色、みないなあ、と。
昔!は、雨が降ると当たり前の景色でした。
学校なり、駅なり、突然の雨が降るとたくさん傘を持って
お迎えの人が帰りの家族を待っている。
校門や、改札から出てくると、「もう帰ってくる頃だと思って」と、傘を差しだす。
そんな情景、子供のころはありました。
今は、コンビニで買える。
家族が家にずっといることも減っている。
携帯電話で連絡が取れる。
天気予報がかなり当たる!
などなど、いろんな要件が重なって、見なくなる景色となりました。
我が家はどちらかというといつも折り畳み傘を持たせている家。
ずっと働いているので、お迎えに行けません、
びしょぬれになるのは忍びないので、常に持参。
相手を思いやる時間、相手に使う時間、が当たり前にあった。
そのころお迎えに出かけていた方々は、今私が毎日会いに行き、
お話している世代の方かなあ、と思います。
ふといつも気遣いを見せてくださる、それにいつも気付けるように、
心をあんまりすり減らさないように・・・