そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

かかりつけ医によってかわるかも、介護度

主治医はだれか、も重要 主治医意見書というもの

介護認定に必須、の主治医


介護認定を受けようとすると、
医師の診断、評価が必ず必要です。


普段、全く受診することがないとしても、
認定を受ける時には、必ずどこかに受診して、
主治医意見書

というものを医師に作成してもらわなければなりません。
これが、介護認定における2次判定、となり、
認定調査員の調査結果が要介護1であっても、
この意見書によって介護度は変わることもままあります。


この医師は、普段からよく知ってくださっている、
かかりつけ医の先生が最も良いのですが、
介護認定においては少し検討することがあります。


具体的には認知症で日常生活に困難があるけれども
身体的には自立
といった場合です。

認知症の方の主治医 介護認定では選択も検討


内科にかかっており、またかかりつけの先生がよく
その方の認知症についても理解して
くださっていればよいのですが、
まれに、内科的に元気なのと、
受診の時にはあまり認知症については検討されないことが
あったりします。


そういった場合、家族の介護の内容が反映されず、
とても軽い介護度に認定されてしまうことも考えられます。
(今は下記の工夫でだいぶん減ってきていますが)


もし、認知症で介護がとても必要になっておられる場合には、
内科のかかりつけ医
でなく、

認知症の専門医
介護保険の意見書作成医師
を依頼されるほうが、現実に即した
介護度となることもあります。


意見書作成の医師は、介護認定のその都度、
選択できます。
選択の際には、ケアマネジャーに相談される
ことをお勧めします。

正しく介護認定が行われるために


なるべくそんな乖離したことのないように、
主治医に自宅での様子を書いて渡す様式があったり、
また認定調査が1次判定、
主治医の意見書が2次判定、
で参照され、乖離は少なくなるように工夫はされています。
ですが、サービスをフルに使われて
何とか生活が成り立っている場合、
このようなことも検討されてもよいかと思います。