そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

久しぶりに会った家族。

帰省して気づく、家族の変化

気づこう、家族の変化

連休です。


高速道路の渋滞情報が流れる今日この頃、
久々に実家に帰られるご家族も多いことでしょう。

半年ぶり、一年ぶりに会うお父さん、お母さん。
高齢二人、もしくはおひとり暮らしの方もいらっしゃるでしょう。

「元気でいるかな~」
と、一抹の心配と不安を抱えながら。
前会った時と変わりはないかな?と。
まずは一声、

「変わったことない?」

と、確認。
近所の人の世間話もあるかもしれませんが、このきっかけ出しは
よいかもしれません。

久しぶりだからこそわかる

毎日一緒に過ごす家族って、変化がわかりにくい。
子どもが毎日大きくなっても、毎日会っているから
わからない。

久しぶりに会う、ということは、以前との比較がしやすいことでもあります。

作ってくれるメニューが違う。
会話が少ない。
部屋が散らかっている。
おんなじことを話す。
孫の年齢がわからない。
買い物に行って、お札でばっかり支払いをする。

などなど。
挙げればきりがないのですが、このポイントは、

ちょっとした違和感

です。
人それぞれの生活様式があるので、同じ行動一つでも
その人には昔からの手順だったり、習慣だったりします。
なので、ずっと一緒に暮らしてきた家族ならではの、その人への違和感。

あれ?こんな大雑把なタイプだったかな?
この段差、ひょいっとまたいでなかったかな?
こんな寒がりだったかな?

などなど。
ちょっと気にかける。
ちょっと覚えておく。

帰るたびに、ちょっと確認。見張ってちゃだめですけどね。

がんばっちゃう

大体は、「なんだ、全然変わりない」
ことと思います。
ただ、うっすら思ってほしいのは、
「久しぶりの帰省に、みんな頑張っちゃう」
ことです。

普段は気力が落ちて、ぼうっとする時間が増えていても、
久しぶりの帰省、となるとがぜん張り切ってパワーが出る。
全開状態の自分で過ごす数日間。

と、いうこともあります。
(介護認定で頑張って、普段できないことができてしまうのと同じ状況)
なので、おうちの状態、ちょっと見ておきましょう。

皆様、よい連休を。