そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

一期一会 

一期一会 

1年の間に、いったい何人の方とお別れするのか。

やっぱり、何回その時にあっても、慣れることはありません。
ケアマネジャーは、ご高齢の方とのお仕事なので、
本当に、お別れは多い。

毎月、自宅に訪問して面談するのが、お仕事なのですが、
「では、また来月に」
と言って、必ずまた来月お会いできるとは限らない。
それは本当に身に染みて思います。

今、お元気でも、来月お出会いすることができるのかはわからない。
それは、相手だけでなく、私自身も、言えることです。

毎月、必要なときはそれ以上に、いろいろお会いして、お話して、
何年もお付き合いしてきた方とのお別れは、
やっぱり本当につらいことです。

ケアマネジャーは在宅で過ごしてこその担当

最近、ずっと入所の話、を書いていましたが、
ケアマネジャーは、在宅におられるときの担当です。

入院されたり、施設にはいられたときには、
自動的に担当ではなくなります。

在宅生活を支援すること
は、言うのはたやすくても、なかなかそれをやり遂げることが難しい
ことも、よくわかります。

本当の最期、に自宅でお会いすることは
ありそうでなかなかないものです。

 

1年の間に、本当にたくさんいろいろな形のお別れがある中で、
慣れてしまうことはありません。

強い意志で、自宅で看取り切った
ご家族、頑張られたご本人には、
本当に感謝とともに、敬意を表します。

 

お別れに、慣れてしまうことはありません。
今、この時、精いっぱい対峙する。

いつ、だれに対しても、一期一会、です。