そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

通所リハビリ、訪問リハビリ 希望のリハビリは?

理学療法士作業療法士言語聴覚士 それぞれに違うリハビリ

 

リハビリ、というと一般的に想像されるのは、

歩行訓練をしたりとかかもしれません。

 

ですが、リハビリ、というと

上記の三資格の方が、それぞれ患者様の疾患、

機能訓練の必要性などにより、

様々なリハビリを提供してくださいます。

 

理学療法士は、動作の専門家です。寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の改善を目指します。関節 可動域の拡大、筋力強化、麻痺の回復、痛みの軽減など運動機能に直接働きかける治療法から、動作練習、歩行練習などの能力向上を目指す治療法まで、動作改 善に必要な技術を用いて、日常生活の自立を目指します。」

日本理学療法士協会より

 

そして、作業療法士

「食べたり、入浴したり、人の日常生活に関わるすべての諸活動を「作業」と呼びます。

セルフケア、仕事、家事、余暇、地域活動

「作業」は、あなたと社会とをつなぐ接点です。」

日本作業療法士協会より

 

そして、言語聴覚士は、

「ことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。」

日本言語聴覚士協会より

 

就業人数ではありませんが、

 

理学療法士協会登録者数は129、875人(2021.3月時点)

作業療法士協会登録者数は62,294人(2019年度)

言語聴覚士協会登録者数は19,166人(令和3年3月)

 

ということで、一般的な利用されている形からしても、

圧倒的に理学療法を受けられている方が多いかと思います。

 

これは、介護でも同じく、

例えば、嚥下機能のリハビリを受けたい、と思っても、

近くの事業所で言語聴覚士さんがおられない、

またおられてもいっぱいで利用できない、

ということがままあります。

(リハビリ全般において希望通り受けられないという側面はあります)

 

退院後など、病院で受けられたリハビリを継続したい、

と思っても、回数が希望通りでなかったり、ということもあるかもしれません。

 

ケアマネとしても、今後の目標をお聞きして、

それにあったリハビリを、と計画を作らせていただきますが、

1週間で理学療法作業療法などは、

着ていただける曜日に合わせて、という面もある場合があります。

 

入院中と違って、自宅に帰ると急にリハビリの量が減ってしまう、

ということは今もかわらずあるように思います。