そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

飲酒とたばこ 後期高齢で続けている人

やめられない習慣 飲酒と喫煙

 

担当している方に、飲酒やたばこの習慣があるかどうか、

以前にあったかどうか、は必ず確認する項目の一つです。

 

私個人の経験では、

 

男性であれば、たばこは

「以前は吸っていたが今はやめている」派が多数。

お酒も同じく。

 

女性は、

「どちらも昔もせず、いまもしていない」

派が多数。

 

ですが、やはり少数になりますが

「タバコは今も昔も吸っている」

「今も夜晩酌をする」

という方もおられます。

 

それが健康に直結するか、ということは

人それぞれ、で疾患的に止められている方以外は、

いまは嗜好の範囲で続けられています。

(中にはやはりアルコール依存の方もおられ、

対応に大変なこともありますが)

 

在宅で続けられ、家族の理解もあるのは良いのですが、

施設に泊まる、となると、

これが施設により対応が様々で結構な障壁と

なることがあります。

 

たばこは、いまは受動喫煙防止のために、

施設内では吸えません。

 

なので、屋外で吸うことになるのですが、そうすると、

要介護の方、職員さんが見守らないといけなくなります。。

数分間、1日に何回か、それをする、というのは、

忙しい職員さんにとって、本人にとってはすこーしなのですが、

なかなか対応できない、というところがあります。

 

お酒も、持ってきてもらって晩酌可能、なところもあれば、

持参、飲酒お断り、のところもあります。

 

その方の大事な習慣、ではあるのですが、

それで利用するところが決まってしまう、ということもあります。

 

施設に空きがない時など、

その習慣は、数日やめることができるかどうか?

は、結構切実な問題です。

その方は、止めたことなどないのですから。

「そんな窮屈なところ、いかない!」

となってしまうことも。

 

できるだけ、その方の生活歴は大事にしていきたいところですが、

折り合いつくかどうか、という事態もままあります。

 

普段から、細かーいところまでチエックしてしまうのは、

職業病かもしれないです。