そう遠くない介護 ~現役ケアマネの自分の介護にのぞむあれこれ~

高齢化する両親、そう遠くない介護の予感。現役ケアマネとして、今まで担当していてしておけばよかった、と思うこと、今からできること、実践の様子、介護について。

いよいよ始まる介護保険利用負担3割 結構大きいのにひっそり始まってる気がします

来月の費用が、いくらかわからない時期

いよいよ、来月、8月から、介護負担3割が始まります。


今まで1割だった方は、おそらくほとんど1割かと思いますが、
2割の方の中で、3割に代わる方があると思います。

そんな中で、もう7月になり、早めに訪問しているおうちに、
来月の予定、利用票、なるものをお渡しすることもあります。

ですが、なんと、今の時期は、8月から何割負担かわからないのですね。
所得で決まるので、おおよそ、

うちは絶対3割だわ~

みたいなおうちもあるのですが、

ちょっとどちらかわからないわ!

みたいなおうちもあるのです。

 

私の地域では、その

負担割合証

なるものが、7月上旬に送付されたり、
下旬に送付されたり、いろいろです。

しかし、7月下旬に送付されれば、


それまで費用はわからないことになります。

数万円の費用が、2倍か、3倍か、わからないまま
使うなんて、本当に通常ではありえませんね。

パソコン上処理ができないこと

うちで使っているパソコンソフトは、
数値、期間を入力しない限り、
原則1割負担で利用表を作成します。

2割かな?3割かな?

と思っても、確定するまでは、1割負担で利用票作成し、
早めの訪問するときは、
「「この料金のままか、2倍、3倍になります」
としか、言えません。

まあ、そのほうがシンプルですね。

在宅でフルに使っている方、入所の方は、
費用が激増します。
その所得に見合った負担かというと、難しいところですね。

結構変わることもある負担割合

前年に思わぬ収入があって、その年だけ
爆増するおうちもあります。

中には、所得修正されたのか、
年度途中で費用負担が変わった方もありますし、
妻が逝去されたので扶養控除が減り、
1割から2割に変わった、という方もおられます。

これ、一切ケアマネジャーには伝えてもらえず、
ひたすら本人、家族からの申請でしかわかりません。

返戻、という、ケアマネジャーが最も嫌う
言葉となってかえってきます。

ああ、また、独居の方のおうちに、
来たはずの負担割合証が見つからず、
再発行を何回もお願いする時期が、
やってくるのです。

・・・だから、結局、ケアマネジャーは必ず、
負担割合証見なければいけないんだから、

何割か、教えてくれてもいいではないですか、と
思う今日この頃です。